Ubuntuで音楽を聞くために、Bansheeを利用していたのだが、何故か突然Last.fmへの再生情報送信がうまく行かなくなった。Bansheeを再インストールしたり、設定ファイルを消して再び作ってみたりしたのだが、どうにもうまく行かない。
この際だし、他のMusic Player使ってみようかなと思って検索してみたらClementine-playerというのが良さげだったのでこっちに切り替えることにした。
公式で
Clementine is a multiplatform music player. It is inspired by Amarok 1.4, focusing on a fast and easy-to-use interface for searching and playing your music.
と言っている通り、インターフェイスはAmarok1.4に似た操作性をもっている、らしい。Amarokは使った事がないのだけれど、これは確かに使い勝手がよい。上記の公式のFeaturesの所に基本的な機能は書いてあるのだけれど、特に個人的に気に入った点をまとめてみる。
1.プレイリストをタブで切り替えられる。
プレイリストをタブで切り替えられる。Foobar2000のインターフェイスに慣れている自分にとってこれは嬉しい。再生用のリストを開いて違うプレイリストのタグを編集とかが出来て便利。ラリイブラリ全体の検索はもちろん、プレイリスト内検索機能も付いている。
2.ライブラリの構成ディレクトリを細かく設定できる
(設定画面)
Bansheeではライブラリに指定するディレクトリを一つしか選べなかったが、Clementineではライブラリを構成したいディレクトリを追加したり、削除したり出来る。(Amarokでも出来るのかな?)普段音楽アルバムを管理しているディレクトリとは別に、公式サイトからダウンロードした視聴用MP3のためのディレクトリがあったりして、両者を混ぜたくない自分にはこの機能は地味に便利。
3.オーディオの出力を細かく設定できる
(設定画面)
これが多分このプレイヤーで一番気に入ったところ。これもAmarokから引き継いだところっぽい。出力先を選ぶことが出来る。
上記はAudio sink(Jack)を選んでいるが、Linux環境では他にもPluseAudioはもちろんAudio sink(OSSv4,OSS,ALSA)などへの出力も環境設定から出力を切り替えることで、容易に出来るようだ(自分はPluseAudioとJackくらいしか使ったことがない)。Jackに出力出来るということは、前にやったようにJAMin等の高機能イコライザーと繋いで聞くなんてことも出来る。
以上が気に入った点。あとはシンプルなインターフェイスのおかげか動作も軽快。しばらく使ってみて、問題ないようだったら本格的に移行しようと思っている。